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◆ 勝手なひとりごと ◆

今年ほど「食」に対する話題の多い年は無かったのではないだろうか。 牛肉の偽装問題・鶏肉の偽装問題を機に 中国産野菜の農薬残留問題。 国内では販売禁止の農薬を使用していたとか・・・。 「食」についての安全性が問われた年だった。

私の考え方は、国内の農薬問題には消費者と販売業者も悪いと思う。 ネットメロンのネットの張り方が片寄っていると等級がおもいきり下がってしまうと言う。 きゅうりの曲がったのは規格外だったり、 サヤエンドウは実が入らない平らな物でないと売れないとか又、 今年はサヤエンドウの価格も大暴落だったらしい。 実が入らない小さな豆を1s取るだけでゆうに1時間はかかってしまう。 その後選別して箱に入れて出荷するがなんと5K入りの1箱が1,000円だったと言う。

すべての農産物に言えると思うがあまりにも農家をいじめすぎる。 価格もさることながら、出荷規格と言うのがあって大きさ、色、形、重さ、 全ては消費者が望むニーズと販売業者に合わせているのだ。 農薬を使わないと規格に合った作物は絶対と言っていいほど作れない。 農家の人に言わせれば農産物の芸術作品を作らないと買ってもらえないので どうしても農薬に頼らざるを得ない。 売りに来た農薬が使用禁止だとは誰にも知るはずは無い。 安全、安全と今頃になって消費者は皆、口を揃えて唱えるが、 消費者も販売する側も意識の向上を計って、家庭で消費する分には 色、形、大きさは要求しなくていいはずだ。 味も栄養も変わりは無いのだから好んで曲がったきゅうりとか 虫の喰ったキャベツとか買って欲しい。

浪江町のとある地区から毎週放映されている"DASH村"(場所は秘密にしてある)が、 高視聴率を取ったロングセラー番組として全国から注目を浴びている。

アイドルグループが村に来て実際に炭を焼いたり、 無農薬の野菜作りや米作りを悪戦苦闘の様子がそのままテレビで放映されている。 番組を見て田舎は自給自足できるので生活費がかからない。 農地さえ手に入れば無農薬野菜がすぐに作れて高く売れると錯覚を起こし 田舎暮らしにあこがれて田舎に移住する人が増加しているらしいが 農業の難しさと経済的理由とで挫折して都会に戻る人も多いらしい。

反面、若い女性達も農家に対する理解が進み 人生の喜びや感動が得られる仕事だと農業に対するイメージが変わってきたと ある雑誌に載っていた。 これを機に農家の嫁不足問題にも弾みが付けばと考える。

私も昔、ブロイラー農家だった頃、某女性との見合いを私の家で行った。 母は珍しい物と言うので特別な客用に大事にしまっていた キノコでご飯とか山菜料理等をテーブルいっぱいに広げた。 やがて二人でその辺をドライブすることになった。 彼女、開口一番「あの〜、食生活っていつもああいうものなんですか?」と。 説明する気力すら失ってしまった。 辺鄙な山の中と言うイメージからの言葉だったと思う。 それ以後発展にはつながらなかった。 今、若者達の農業や自然に対するイメージが変わることは大変喜ばしい事だ。 輸入食料が止まったら6千万人(人口が半分になる)が餓死すると言う日本。

不況と言っては末端の一次産業に値下げをしいて来る。 農業に限らず一次産業で額に汗して働く者が報われるのはいつ?

大橋芳広(2002.10.25記)

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