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◆ 田舎者の心に響く韓国研修 ◆

今年2月に研修と称して韓国に旅してきた。 緯度は福島市と同じで寒さもさほど気にならない。夕方ホテルについてすぐ食事に行くという。 韓国料理は実際期待してなかったが、好き嫌いの多い私が食べられない物が無かった。 焼肉、チゲ鍋、タコの踊り食い、チヂミ、その他いろんな料理が並ぶが覚えきれない。 キムチは料理を頼むと付いてくる。アミの塩辛とか香辛料の絶妙なバランスによって日本で食べるのと違い辛くない。 とにかく何を食べても美味い!!(ちなみに腹いっぱい食べて飲んで一人800円だった)

食後、青い色のつま楊枝がだされた。力を入れるとポリッと折れる。 米から作った楊枝で資源のない国なので全てリサイクルする。人が食べ残した残飯を 牛やブタの餌にするので竹や木だと家畜の胃に刺さるのでとの配慮らしい。 箸だって割り箸など無い。ステンレスで出来た長く重い箸がゴロッと出てくる。

街の中を歩くと韓国人か日本人か区別がつかないほどそっくりな人種だ。 ただ違うのは凛とした目の輝きで背筋の伸ばした節度ある歩き方をしている。 私みたいなデブはいなくスレンダーな人が多かった、当然、浮浪者など一人も見かけなかった。 治安も夜裏通りを歩いていても怪しい人物はいなかったので良いと思う。 韓国には徴兵制度があり二十歳を過ぎた頃から二年間軍人としての勤めが課せられる。 その中でも儒教の教えが多く取り入れられ親・先祖・年長者に対する礼儀等の道徳心を教育されると聞いた。

地下鉄で移動の時だった。吊革につかまり何気なしに車内を見ていると19歳くらいのカップルが椅子に 座って楽しそうに話していた。電車がホームに入り、赤ちゃんを抱いた中年女性が乗ってきた。 その赤ちゃんを抱いた婦人が若者のカップルの前に進むと青年がさっと席を立って譲った。 どうぞ座って下さいの手招きや会話はなかった。譲られた婦人は礼も言わず当たり前のように座る。 遠い昔、小学校の先生に年寄りが立っていたら席を譲るのだよ。と教えられた記憶がよみがえった。 そんな教育で育った自分が忘れているのが嘆かわしくもあり目頭が潤むほどに見ていた 自分が英雄にでもなったような錯覚に陥った。

今の日本は自分さえよければの考えしかない。目の前で年長者に対する礼儀心を見て 「韓国でなら年老いても年金などなくたって安心して暮らせそうな気がする。」

最近、阪神大震災を実際体験した人のマスコミが報じなかった裏話を聞いた。 テレビで大震災のニュースを見ていち早く駆け付けたのは全国のドロボーだという。 住民が避難して留守になった家の空き巣狙いで相当の金品や骨董が盗まれたという。 又、避難所では救援物資が来るのに時間が掛かり毛布や食料は奪い合いで強い者が全ての世界だったと、 焼け出されて身内を失った女性などは半狂乱状態で皆から離れ電気もないところにいると そんな婦女を狙ったのが出て来て集団で屈辱を与える悲鳴を聞きつけ2・3人で駆け寄るが 怖くて誰も声すらかけられなかったと話す。 窮地に直面すると人間の本性が表れるのだろうか。

そんな無法地帯と化した時、全国のヤクザが集結しいち早く救援物資をヘリコプターやクルーザーに積んで 皆に均等に配り、地区の見回りをするなど治安の回復を図ったという。 残念ながら一番の功労者なのに職業が職業なだけに表彰はされなかったらしい。

韓国民が危機に直面してもこの様なパニックにはならない筈だ。 北の脅威が心から離れない。特にソウルの人たちはいつ北が爆撃してこようと心は出来ていると話す。 危機管理体制と人道教育は完璧だ。

あと数年もすれば日本は韓国に全ての面で追い越される。 私は右翼でも左翼でもないが、徴兵制度までいかなくてもほんの少しでも共同生活を通じて 共存共栄をおのずと学ばせ道徳心や愛国心をやしなっていかないと日本の将来は無くなるような気がする。 私にとって大好きな魅力あふれる国、韓国。また近いうちに訪ねたい。

カムサハムニダ(ありがとう)

大橋芳広(2004.4 記)

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